ホームページの活用と改善に役立つ7つのチェックポイント
1. 欲しい気持ちが生まれる前に、売り込みが始まってしまう
✅ 問題の本質:
多くのホームページは「商品名」「価格」「スペック」を最初に掲載し、
「いますぐ買いたい人」にしか訴求できない作りになっています。
けれど人は、まず感情で動き、そのあとに
「必要だから」「コスパが良いから」と理屈で正当化するのが購買の基本行動です。
❌ 具体的な失敗例:
・「業界最安値!1ヶ月1,980円から!」とトップで大きく売り込み
・ファーストビューで“買わせたい”感がにじむ構成
・お客様の共感や「あるある体験」が一切ない
✅ 改善すべき視点:
・ストーリーの導入:「毎朝、目覚ましを5回止めてしまうあなたへ」
・感情に訴える体験談:「この商品で、毎朝のイライラが減りました」
・「まずは興味を引く」→「次に納得させる」流れを意識する
2. 顧客の「困りごと」が見えてこない
✅ 問題の本質:
ホームページが「商品を紹介する場」になってしまっており、
お客様の悩みにフォーカスしていない構成が多く見受けられます。
結果として、「これは自分のためのサービスだ」と感じてもらえません。
❌ 具体的な失敗例:
・商品の素材・製法ばかりが語られている
・技術や開発背景が延々と続くが、読者の“困りごと”が一切出てこない
・「なぜこの商品が存在するのか」という意味づけが欠落している
✅ 改善すべき視点:
・お客様の悩みを言語化:「家事で手一杯。自分の時間が持てないあなたへ」
・共感を呼ぶ“あるある”を冒頭に置く
・「商品説明=悩みの解決策」という構成にする
3. 誰のための商品かが、よくわからない
✅ 問題の本質:
「万人向け」を狙いすぎて、
かえって誰の心にも響かない状態になっています。
本当に刺さるホームページは、
「これ、私のことだ!」と思わせる
“ピンポイントの呼びかけ”があります。
❌ 具体的な失敗例:
・「幅広い年齢層に人気」「どなたでも簡単に使えます」
・「初心者から上級者まで対応」など、ターゲットを広げすぎる表現
・明確なペルソナ(ターゲット像)が見えない
✅ 改善すべき視点:
・「30代ワーママ」「肩こりに悩むデスクワーカー」など、具体的な人物像を想定
・「あなたのような人に使ってほしい」という“指名メッセージ”を入れる
・ページの構成もターゲットに寄せて設計
4. 「そのうち買う人」への配慮がない
✅ 問題の本質:
今すぐ購入・問い合わせをしない
「検討中の人」に対する設計が抜けており、
記憶にも残らず、比較検討の対象にもならない。
ホームページを閉じた瞬間、
存在を忘れられてしまいます。
❌ 具体的な失敗例:
・CTA(購入・問い合わせ)しか導線がない
・メルマガ登録やLINE登録がなく再訪のきっかけが作れない
・検討段階の人向けの読み物や資料がない
✅ 改善すべき視点:
・「今すぐ買わなくても役立つ」無料コンテンツを用意(例:ガイドブック、チェックリスト)
・再訪のための仕掛け(LINE登録、SNSリンク、メルマガ)
・リマーケティング広告との連動も効果的
5. 感情を動かす工夫が足りない
✅ 問題の本質:
マーケティングは理屈ではなく感情を動かす力が勝負です。
特にWEBは「心が動けば指が動く」世界。にもかかわらず、
スペックと説明文ばかりではお客様の心は反応しません。
❌ 具体的な失敗例:
・写真が商品単体だけ、白背景の物撮りばかり
・お客様の声や表情のないコンテンツ
・感情を表すキーワードが一切ない
✅ 改善すべき視点:
・「使っているときの幸せそうな表情」の写真を入れる
・「スッと肩の力が抜けた」「毎朝がちょっと楽しみになる」などの言葉を盛り込む
・映像やアニメーションも活用して“感情の再現”を図る
6. 企業や担当者の「こだわり」が見えない
✅ 問題の本質:
信頼は「人」から生まれます。
どんなに素晴らしい商品でも、
その背景にある人の姿勢や想いが見えなければ、
価格や条件での比較に埋もれてしまいます。
❌ 具体的な失敗例:
会社概要が事務的・法人的な表現だけ
代表挨拶が定型文で個性が見えない
担当者の顔や名前が出ていない
✅ 改善すべき視点:
「なぜこの商品をつくったのか」というストーリーを載せる
現場スタッフや開発者のインタビュー
見せ方を「人」ベースに切り替える(顔写真・手書きコメントなど)
7. 誰に向けた情報かがあいまい
✅ 問題の本質:
情報が分散し、「誰のためのホームページなのか」が明確でないと、
訪問者は**「これは自分の話ではない」と感じて離脱**します。
❌ 具体的な失敗例:
すべてのターゲットに向けて一つのページで語ろうとする
商品説明が一種類しかなく、読み手ごとの視点を変えていない
メニューや導線がごちゃごちゃしている
✅ 改善すべき視点:
「あなたの悩みに向けたページです」という直球メッセージ
ターゲット別のページ分け(例:個人向け/法人向け)
ペルソナ別に入口を分けたメニュー設計(例:「主婦の方はこちら」)
【まとめ】
「ホームページを見たからといって、商品を買いたくなるわけではない」という現実について
私はこれまで「ホームページさえあれば、自然と売れるはずだ」と信じてきました。
けれど現実には、そう簡単にはいきませんでした。
何度もページを整え、写真を入れ、文章も手直ししているのに、
問い合わせや申し込みにはなかなかつながらない。
そんな経験を何度もしてきました。
最初のうちは、「きっと商品力がまだ弱いのだ」とか、
「自分の感覚がズレているのかもしれない」と考えていました。
しかし、様々な企業や店舗のホームページを比較していくうちに、
ある共通点に気づいたのです。
それは、ホームページの内容や構成そのものに
“買いたくなる工夫”が足りないという点です。
見た目がきれいなページであっても、
読み手の心が動かなければ、
購入や問い合わせには結びつかない。
つまり、「感情を動かす設計」や
「タイミングに配慮した導線」が欠けていると、
人は行動しないのです。
私自身の実体験から言っても、
「あ、これいいな」と思って商品を購入したときというのは、
単に商品の性能や価格を見たときではありませんでした。
むしろ、こうした要素が強く影響していました:
自分の悩みや課題に対して、「まさにそれが解決策だ」と感じたとき
使っている人のリアルな声やストーリーに共感したとき
無理な売り込みではなく、「役立つ情報」が自然と心に入ってきたとき
あとで思い出せるような印象的な言葉や体験があったとき
つまり、人は「情報」で動く前に、
「感情」で動くということです。
理屈よりも、「これ、自分にぴったりかも」
「気になる」「ちょっと試してみたい」といった感覚のほうが、
最初の“買いたい”の芽になります。
にもかかわらず、多くのホームページでは、
「買ってください」という前のめりな訴求や、
スペック重視の構成が先行してしまい、
その感情の芽が育つ前に、そっと閉じられてしまっているのです。
そこで今回は、私なりに
「なぜ、ホームページを初めて訪れた人が、
商品を欲しくならないのか?」というテーマについて整理してみました。
売れない理由は商品力のせいだけではありません。
「見せ方」や「伝え方」――
つまり、ホームページの設計そのものにこそ、
改善の余地があるのではないかと、私は感じています。
この整理を通じて、読み手の感情を動かし、
行動につなげるホームページづくりのヒントを共有できればと思います。
【お悩みの方へ】
ホームページを作っても
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相談者の多くが
ホームページに多額の費用をかけても
問い合わせがほとんどない
注文がほとんどないのが現実です。
アクセス解析や
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